慢性関節リウマチ
何が原因ですか?
慢性関節リウマチは、ある遺伝的要素をもつ人(慢性関節リウマチになりやすい体質の人)が何らかの原因で免疫異常を引き起こして発病するのではないかと考えられています。
細菌やウイルス等の外敵から自分の体を守る「免疫」のシステムにおいて、自分の体の一部が自分を攻撃してしまう状態、すなわち「自己免疫」が関係しているようですが、詳しいことはまだ解明されていません。
自己免疫が起きる原因にはいろいろな説があり、その一つとして、細菌やウイルスなどの感染が関わっているのではないかともいわれています。また、慢性関節リウマチになりやすい体質の人が過労やストレス、出産などがきっかけになって発病することも少なくないようです。女性に多いことから女性ホルモンが関与しているともいわれています。
いずれにせよ、慢性関節リウマチになる原因は一つだけではなく、複数の要因が複雑に重なり合って発病に至ります。