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慢性関節リウマチ

日常生活で何か心がけることは?

リウマチの患者さんは、関節に余計な負担をかけないように普段から十分配慮しなければなりません。例えば、固くつまむとか握る動作などを出来るだけ少なくする工夫が必要です。日常の動作をもう一度見直し、自助具なども積極的に利用しましょう。

ドア

身の回りの工夫

衣服や靴は保温性が高く、着脱が簡単なものを選びましょう。また、関節の動きが制限されて日常動作が困難な場合は、洗顔、整髪、衣服の着脱などを補助する自助具があります。冷えや湿気はリウマチ症状を悪化させる要因のひとつです。

服
衣服はファスナーやマジック
テープで着脱しやすいように
靴
靴は底が厚くて柔らかな
ウォーキングシューズを

家事

特に食事の準備は、細かい動作が必要で、手や指の関節を酷使しています。調理器具やその使い方や持ち方などを工夫して、手首や指に負担をかけないよう気を付けましょう。

カップ
鍋やカップの持ち方
荷物
荷物の持ち方
絞る
タオルの絞り方
泡立て
皮むき、泡だて器などの利用

入浴

入浴は関節の痛みやこわばりを減らしてくれる効果的な温熱療法です。ぬるめのお湯で、入浴時間は20分程度が目安です。また、入浴後のリウマチ体操も効果的です。

お風呂

就寝と起床

規則正しい生活と十分な睡眠は最も大切です。また、寝起きの負担を軽くするならベッドがお勧め。寝具はやや固めのものを使いましょう。

寝床

住まいの工夫

リウマチによる全身の痛みにより行動が制限されてくると、種々の関節にかかる負担を出来るだけ軽減させることが必要です。
トイレや浴室に手すりをつけたり、床の段差を無くすなど、住宅改造の工夫が必要になってきます。
住宅の改造などに関しては、医師、作業療法士、理学療法士、ソーシャルワーカーなどに相談したうえ、地域の福祉事務所や福祉課などの窓口に問い合わせてみましょう。

住まい
建築関係者の斡旋や、状況により自治体からの助成制度のあるところもあります。