慢性関節リウマチ
関節リウマチの新しい治療
関節リウマチは、全身の様々な関節に慢性の炎症が起きて、関節が腫れる・痛むなどの症状があらわれます。また、骨が変形(関節破壊)し、生活が思うようにできなくなり、さらには、車椅子や寝たきりを余儀なくされ、介護が必要となってきます。
発症から10年で寝たきりになる人は5%、何らかの障害が出る人は80%にのぼります。また、平均寿命も10歳くらい短くなると言われています。
これは、関節リウマチが進行し、前述のような寝たきりになることで感染症を起こし易くなったり、重症化して心臓が炎症を起こしたりすることなどが一要因となっているのです。
介護が必要
寝たきり
このため、関節リウマチの治療には大きく2つの目標があります。
1つは、痛みなどの自覚症状を和らげることです。
そしてもう1つの大事なことは、関節破壊をストップさせることなのです。
レミケードは関節破壊の進行を抑える効果があります
従来の消炎鎮痛薬や抗リウマチ薬による治療では、関節破壊の進行を止めるのは困難でした。しかし、多くの研究が重ねられ、関節リウマチの治療は大きく変わろうとしています。
その1つが新しい薬「レミケード」による治療です。